夫の後始末 曽野綾子

  • 2017.11.30 Thursday
  • 13:41

夫90歳、妻85歳。
夫はある日、崩れるように倒れた。
私はその時から、
覚悟を決めた。

あなたにもその日はやってくる

その日とは、
この本のタイトルにあるように
夫の後始末は妻がする日はそのうち 来る!ということでしょう。





ご夫妻ともいつまでもお元気でご活躍されていると
思っていたのでしたが、
ご主人である、三浦朱門さんが
今年2月3日に亡くなられました。
63年あまり連れ添われたご主人さまの
療養期間とその後の事を書かれています。
倒れた夫を抱えることは、持病もある85歳の
曽野綾子さんができなかったのは無理ないと思いました。
私なんか今でも無理ですもん。
さらりと書かれていますので
読みやすいし、参考にさせていただきたいと思いました。
本音を言えば、先に失礼させて欲しいですけどね。
曽野綾子さんのエッセーはほとんど読んでいるファンの
一人として、これからもお元気で書き続けていただきたいです。


年賀欠礼のハガキが来る季節になりました。
私のとこにも、91歳92歳93歳の母が亡くなりましたので、というのが既に来ています。

友人たちとの話でも義母は来年99歳とか
施設に入っている両親が100まで生きると
仕送りができるか心配になるとか
そろそろ自分の始末を考えないといけないのに、
とか、明るい話題はありません。

日の名残り カズオイシグロ

  • 2017.11.18 Saturday
  • 09:55
英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞と報じられた時から読んでみたいと思いつつ、
時は流れ今年とうとうノーベル文学賞受賞されました。
では!と読んで見ました。



翻訳がまた素晴らしかったです。

カズオイシグロさんが日本語で書いたみたい^_^ バッチリ私の好みでした。
品格ある執事の道を全うせんとして
個人的生活は犠牲にしたスティーブンス。
夕日を見ながらの涙には深いものがあります。
私が知っている限りにおいて、
執事さんというのは
テレビの名探偵ポアロで見るお城のような名家にいる黒服を着ている礼儀正しい

あの人たちのことでしょうね。
執事と横綱には品格を求められるのですね。
私にはないものです。

不死身のひと 村串栄一

  • 2017.09.19 Tuesday
  • 07:51
新聞だかネットだか忘れたけど、
脳梗塞、がん、心臓病から15回生還した男の闘病記というので、
さっそく読んでみました。



読んでいる途中や読み終わったあとで
買うんじゃなかった!と悔しい思いをする本は
時々ありますが、
この本には途中で激しく腹立たしい思いになりました。

何故かというと、
最初から少し思っていたことですが
作者は中日新聞の記者だったのが
途中から東京新聞の記者と書いてある。
東京新聞というと、最近では望月なんとなというけしからん記者がいて
左翼の新聞では?

病気の話はよくも次々にかかるもんやと
思うほど、胃がん食道がん、咽頭がん、舌がんなど確かにすごい。

生きているのは運が良かった
ガンになったのは運が悪いのか、とか
運という言葉が何度も使われているけれど、
少なくてもこの本の中には、ガンにならないための努力のことは書いてない。
酒を飲みタバコを吸い朝帰りの不健康な生活。
それでいて、治療費が高いと。

イギリスや北欧の名を上げて、日本の老人福祉を責めている。

共産主義の人とは考え方が違うのだから、
とは思いますが、
では、あなたの治療のために一体どれだけの税金が使われたのか?と言いたい。
15回(これからもっとよね)の手術入院で
高額医療費、健康保険からどれだけの援助を受けたのか、それは書いてない。
自分が払った分だけ、高い高いと書いてある。
してもらうことは当然と受け止め、
してもらえないことには声だかに要求する。

以前に読んだ与謝野馨さんの
全身がん政治家とはえらい違い。
与謝野さんは政治家だったせいか
ガンの治療費は全額自分で払ったそうです。

考え方が違うといえばそれだけですが、
自分のブログだから自分の思いをはっきり書かせてもらいます。
こんな本かって腹が立った。以上。

最近読んだ本

  • 2017.08.15 Tuesday
  • 09:13
世界水泳も世界陸上も終わり、甲子園も
今日は雨のため中止。
朝降っていた雨は止んで晴れてきた奈良県北西部ですが、甲子園は降っているのでしょうか?

前日読んだ、
死の準備教育。




人間に等しく与えられたものは、誰でも必ず死ぬということだそうです。 死があってこそ、人生が完結するのだそうです。
書いてあることすべて、ああ、その通りだなぁとは思うのですが、
死ぬことばかり出てきて、さすがに最後の方は・・・でした。
でも、死ぬことと生きることは等しく考えるべきことだとは思います。




野良犬トビーの愛すべき転生



映画の原作だというので、読んだのですが、
ストーリーは犬好きには魅力的、
ラストも素晴らしいと思ったのですが、
翻訳がお粗末過ぎ。
直訳で、意味不明なとこ多し。
上手に翻訳されていたら、この本もっと
売れるのでは? 映画に期待したいです。


悲しみのイレーヌ。




その女アレックスが話題になりましたが、
カミーユ警部の初登場作にして作者のデビュー作から読んだ方がいいかと買ったのですが、
これがまあ残酷な事件で・・・。
途中にブラックダリアのことが出てきて、
映画でみたかな?と自分のブログを見返したら、やはり、好みでなかったと書いてました。

そして、カーデュラ探偵社
先日の読売新聞に、涼しくなる本が
紹介されていて、その中で唯一、難しくなさそうなのがこれでした(笑)
面白いです!
主人公が人間離れしていて、とっても
魅力的!

翻訳がものすごくうまい!
特に最初のキッド・カーデュラの訳は素晴らしい。
海外の小説ってなにげなく読んでいるけど
翻訳者次第で変わるものなのですね。 昔から私はドラキュラが好きだったので
もっと読んでみたいと思いましたが、この八編しかないそうで残念。
短編で読みやすく、楽しめます。
おすすめです。

読みたい本

  • 2017.05.05 Friday
  • 10:50
夜明けが早くなると目がさめるのも
早くなります。
犬の散歩の後、本屋に行くには早すぎるので
モーニングを食べて、




本を買って帰りました。



新聞の広告で見て、失踪症候群を読んだら、面白い!
私の好みだったので続きの2冊を買った次第。


早速、誘拐症候群を読み始めたのですが、イマイチな感じ。
私はテレビドラマなどでも誘拐事件は
見る気にならない。犯人が卑怯すぎるので嫌い。
この本はきっちり結末つけてくれて
スッキリしますように。
この本も面白そうなので、寝る前にひとつずつ読んでみます。



老乱 久坂部羊

  • 2017.02.04 Saturday
  • 14:02

今日は母の誕生日。
91歳になりました。

母が長生きしてくれるのは嬉しいことなのに、めでたい!と思えないのは
母も認知症になっているせいでしょう。
それゆえにこの本を読んでみたくなりました。





本の帯に、 「他人事ではありません。
老い衰える不安を抱える老人、
介護の負担でつぶれそうな家族。
地獄のような日々から、
やっとひと筋見えてきた
親と子の
幸せとは・・・」と書いてあります。
私が初めて認知症(その頃はボケと言っていました)のことを知ったのは
有吉佐和子さんの恍惚の人でしたが
その文章も出ていました。
認知症にならない唯一の方法は
長生きしないことです。
しかし今や日本は高齢化まっしぐらですから安楽死法案でもできない限り、
親や自分が・・・と悩む人は多いでしょうね。私もです。
この小説では、認知症になりそうな父親がいよいよそうなってきて、
えらいこっちゃーと思っていたけれど
最後は孝行息子とやさしいお嫁さんの
お陰で幸せな最後の日々を送る・・・
いわゆるハッピーエンドとなっていました。
私たち母と子(兄妹)のハッピーエンドは
いつ来るのかわからない。
それも悩みのタネです。

強父論 阿川佐和子

  • 2016.10.09 Sunday
  • 20:17

JUGEMテーマ:読書

 

テレビでもお馴染みの阿川佐和子さんが、94歳で亡くなられた

文化勲章も受賞された有名な小説家であった父・阿川弘之さんのことを書かれた

強父論。非常に面白く、一気に読んでしまいました。

 

 

「まるで蛇口が壊れた水道みたいに次々とエピソードが溢れ出てくる」と、

あとがきに書いてありましたが、

まえがきの、「男尊女卑でわままで、妻や子供には絶対服従を求める。

他人に大しても、気に入らないことを言う人や、自分に興味のない話を

勝手気ままに長々と喋りまくる人は嫌いである。

常に自分が中心でありたい。自らの性格が温和とは程遠い分、

周囲はできつだけ穏やかであることが望ましい。でも、世間を相手に

そこまで思い通りにいかないという分別がないわけではない。

だから外ではなるべく我慢する。極力おおらかな人間になって、

阿川さんはいい人ですね、立派な方ですねと褒められたい気持ちが人一倍強い。

そのため少しばかり努力する。いきり立つ感情を抑える。

爆発するまい、癇癪を起すまいと、自らを制し続け。我慢を重ねた末、

家に帰り着いたとたん(少し省略)大噴火を起こす」

わかるなぁ・・・その噴火が阿川さんの父君ほどではなくても

こういう人って案外多いのでは?と思ったうまい文章ですね。

 

子供の頃佐和子さんにとってはさぞや怖くて辛い涙溢れるエピソードだったでしょうが

今、読ませていただく方から言うと、非常に読み応えのある素晴らしい一冊になっています。

有能な物書きの方でも、あまり興味のないテーマについて書いてくれと言われると

筆の進みが遅いのではないでしょうか。

推測ですが、この「強父論」書き上げられるの早かったのではないでしょうか。

ベストセラー「聞く力」は読んでないのですが、この本、傑作です。

 

 

 

90歳。何がめでたい 佐藤愛子

  • 2016.10.06 Thursday
  • 14:28

JUGEMテーマ:読書

 

 

佐藤愛子さんのエッセイは痛快なので大好き。

この本も是非よみたい!と本屋二軒いったけどなかったので

ネットで注文したけど、売り切れで届くのに長いことかかりました。

 

女性週刊誌女性セブンに隔週連載されていたものだそうです。

がいつも行っている美容院で出してくれる週刊誌はどうやら週刊女性だと

わかりました。

私の母も90歳になりましたが、

佐藤愛子さんの頭の10分の一でいいから・・・と思うほど

まだまだ冴えてらっしゃいますね。

思われることだって私とそう違わないわ。

 

「私なりの苦労」という章で、

「人生で最も大切なことは何でしょうか?」と聞かれて、

最後に、

「どう考えても私の我儘や協調性のなさや猪突猛進の性のために

降りかかった苦労であることは明らかであるから、

恨むなら自分を恨めということになって、

仕方なく諦める。

反省して諦めるのではなく、あっさりすぐに諦めるものだから、

懲りずにまた同じ過をくり返す。

人生いかに生きるか、なんて考えたこともない

その場その場でただ突進するのみだった。

そんな私がどうして「人生で最も大切なことは」などとしたり顔で

いえるだろう」と、書いてあります。

 

これってものすごく素直な言葉だなぁと思いました。

私も同じような感じで人生を送っていきつつあります。

共感される方もおありなのでは?

 

まだまだお元気で書いて欲しいです。

 

 

ボタニカルライフ いとうせいこう

  • 2016.06.17 Friday
  • 15:49
いとうせいこうさんとみうらじゆんさんの見仏記が面白かったので、
図書館でいとうせいこうさんの自己流園芸ベランダ派を借りて読んだら
これがメチャクチャ面白かった。
そういえば、NHKBSで放送していた
園芸男子ベランダー、見てなかったけど
その原作だったのです。



庭で園芸をしているのがガーデナー、
限られた都会のベランダで園芸をたしなむのがベランダーと名付けられ、
ベランダー男子が育てている花や木について、楽しさや苦しみをとても面白く書かれていて、タイトルも素晴らしい。
1番いい!と思ったのが
アマリリスの墓標。
思わず笑ってしまう箇所がいくつもあり、これは第一弾のボタニカルライフを読まねばと買ってきました。



私も園芸が趣味なので、頷く箇所や、
それはこうすればいいのですよ、と
言ってあげたいところなど、大変に楽しく読みました。
インカのユリ、アリストロメリアがお気に入りと書いてありましたが、
実は育てたことがないので、庭でですが、こんど挑戦してみたいと思いました。

それと、最近の好きな作者は、
佐伯一麦さん。
まだ3冊しか読んでないのですが、
読みやすくきれいな文章で、鳥や木や草花、昆虫や動物のことなど、
そして奥様との日常生活、心が穏やかになります。





あの日 小保方晴子

  • 2016.02.18 Thursday
  • 09:45
真実を歪めたのは誰だ?
STAP騒動の真相、生命科学界の内幕、
業火に焼かれる人間の内面を綴った、
衝撃の手記。



買いたい本が見つからなかったので
入り口に山積みされている小保方さんの
本を買ってみました。

マスコミの評判では実名をあげての恨みつらみなどと言われていましたが、
さて、真相は?と読み始めると、
まず文章がうまい!
科学のことなど皆目わからないのに
わかりやすく丁寧に時系列に沿って
書いてあります。
科学者の道を閉ざされた?のであれば
小説家にもなれる才能ありとおもいましたよ。

単純な人間なので、この本を読むと
小保方さんに同情の念を抱いてしまいました。
この本に買いてあることが真実であるとするならば、
彼女は才能があるがゆえにはめられ、
一人だけ業火に焼かれることになってしまったことになります。

山梨大学の若山教授は何の反論もされてないのですが、
話は両方から聞いてみないとわかりません。
彼に公の場に出て真実を語るか、本を出されるかして欲しいと思いました。

今朝また、ネットや新聞で、小保方さんが、ES細胞窃盗容疑で参考人聴取と
大きく報じられていましたが、
小保方さんは私からみると我慢ばかりしている。
ここぞ!と、いう時にはたとえ下品であろうとも、大声を上げて、真実を叫ぶ勇気を出さねばなりません。
それでないと、一般の人間は(私のこと)報道されていることが真相なのだと
信じてしまいます。

しかし、あの若返りも夢でないSTAP細胞は本当にあるのでしょうか?

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