夫の墓には入りませんとモンローが死んだ日

  • 2019.03.12 Tuesday
  • 15:11
新聞の宣伝を見たら読みたくなって
垣谷美雨さんの、
夫の墓には入りませんを読みました。
ある晩、夫が急死。夏葉子は44歳。
これで嫁を卒業できると思いきや、舅姑や謎の女が思惑を抱えて次々押し寄せる。
愛人(最後に、ゆすられていたことがわかる)への送金、墓問題、介護の重圧・・・
がんじがらめな夏葉子の日々を変えたのは、意外な人物と姻族関係終了届け!?
婚姻の枷に苦しむすべての人に贈る、
人生逆転小説。

だ、そうですが、
私にはそうかそうか、良かったじゃないのー!とは
思えなかった。
夏葉子さんは44歳、舅は78歳、姑は75歳(だったかな?)
これからの人生を考えれば再婚する可能性もあるでしょうが
義両親と引きこもりの義姉を、夫の死後まだ1年も経ってないのに・・・
それほどひどい舅姑でもないのに・・・
とか、ちょっと引っかかりましたね。
近所の友人は若くして亡くなったご主人の
お母さんと、その後もずっと同居です。
色んなことがあったけど、
子供たちも独立した今では、
朝、おかあさんが部屋から出てこないと
心配になる。
一人になると寂しいものね。と、言っています。
自分ことは棚の上に上げて、
つい、考えてしまいました。




たまたま、先日テレビで少しだけ見て
最後はどうなったのだろうと気になっていた
小池真理子さんの
モンローが死んだ日を続けて読みました。

軽井沢にほど近い、別荘と住宅が混在する
静かな森の一画。2匹の猫と暮らす
59歳の幸村鏡子は、夫を亡くして以来、
心身の不調に悩んでいた。意を決して
クリニックを受診し、独身で年下の精神科医、
高橋と出会う。少しずつ距離を縮め合い
幸福な時を紡ごうとしていた矢先、突然
高橋は鏡子の前から姿を消してしまった・・・。
それぞれの孤独を生きる男女の心の揺れを描いた濃密な心理サスペンス。

ドラマの中でも軽井沢あたりの森や雪の景色
可愛い2匹の猫たち、
暖かそうな薪ストーブの火、
静かに向かい合って食べる食事など
どこか秘密めいた大人の事情があるような
惹きつけられるものがあったのですが
この本、読んで良かった。
深いです。
夫に先立たれたもう若くない女の
どうしょうもない孤独感。
夜ベッドに入ると、氷に閉ざされた何もないアイガー北壁を猛烈なスピードで
落下する恐怖
青いプールの底に漂っている時のような
無音の世界に吸い込まれていく気持ち。
意味もなく涙が流れる。
食欲がなく、眠れない。 少しだけ言葉を変えながら表現される
鏡子さんの孤独・・・
なんかわかるような気がしました。
小池真理子さんの本、久しぶりに読んだのですが
素晴らしかったです。
この2冊の本の主人公は夫に先立たれた妻ですが
この頃は近所でもそういう方が増えて
今朝も立ち話した方は、
主人がいないと風当たりが強かったり
落ち込むことも多いのよ、と言われていました。
昨日は東日本大震災から8年。
気持ちはなかなか明るくなりませんが
前を向いて進んで行きたいものです。

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  • 2019.12.03 Tuesday
  • 15:11
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