貝の帆・丸山健二

  • 2006.01.06 Friday
  • 17:32
丸山健二さん、作家デビュー40周年記念作品!
1270枚の力作です。

肉体でもなく、
精神でもなく、
正者でもなく、
死者でもない。
羊水の大海原に漂う、
一個の未熟な命。
宿ったばかりの魂が
<愛>の何たるかを説く、
十月十日の壮大な物語


かなり厚い本だし、こんなの読めるかなぁ・・・と思っていたけど、いざ読み始めれば引き込まれていきました。

受精から月満ちて生まれるまでの280日が、1日につき2ページの割合で書かれています。

海辺の過疎の町の町営住宅に暮らしている(胎児から見て)母、父、祖父、姉の一家。

ある夜、一家は現実世界に生起する事象とは到底思えないものを見る。雨雲をつら抜いて届く淡いみどり色の光が天空から海上へ向かって斜めに落下して行ったのだ。
さあ、それから信じられないようなことが次々に起こります。

隣に越してきた魅力に溢れる青年の正体は?
胎児は無事に生まれてくるのだろうか?
時には魂の気持ち、時には母の気持ちになりながら、夢中で読みました。

ストーリーが面白いし、じっくりと考えさせられるところも多々あります。
これから子供を生まれる方が読まれるのもいいかも・・・。

貝の帆

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  • 2017.04.29 Saturday
  • 17:32
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    コメント
    水無月さん、教えてくださりありがとうございます。
    花々の指紋もまた読んでみたいと思います。
    • いかり草
    • 2006/01/14 10:53 AM
    女心と秋の空です。女性も揺さぶられ揺さぶるものです。アマゾンの丸山健二『花々の指紋』のコラムの、例えは私の妻に起きた事実です。覗いてみて下さい。
    • 水無月
    • 2006/01/13 10:01 AM
    水無月さん、こんばんは〜。お元気でしょうか?
    本当に素晴らしく面白い物語でした。隣に越してきた青年は、結婚してある程度の年月が過ぎた女性の心の中にふと入り込んできて、揺さぶるもの、なのでしょうかね?どう思われましたか?
    • いかり草
    • 2006/01/12 7:27 PM
    今回も丸山健二取り上げていただき有難うございます。見た目によると、一癖も、二癖もある作家のようで、文壇から遠く離れている性か、敬遠されがちですが、現代作家には到底書けない文体による、引き込まれる物語文学の誕生と言っていいでしょう。まだ、男性作家では、芥川賞の史上最年少作家ですから。これからも応援をよろしく。
    • 水無月
    • 2006/01/12 2:10 PM
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    住宅 購入
    • 住宅 購入
    • 2009/08/15 6:45 AM
    こんにちは。興味深く読ませていただきました。また読ませていただきたいと思います。
    • はろーあっぷこむ
    • 2006/03/07 10:43 PM

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